さし歯に慣れない歯なし

差し歯にしてから身体の不調に悩まされています。

削った歯は戻らない

 

私がさし歯を決意したのは2017年4月。
35歳の春だった。
ある日、前歯2本に付けたセラミックベニアがパンをかじった時に欠けたのだ。
(ベニアというのは、歯の表面を削り、セラミックを貼り付けたもの。)

 

10年前の若かりし頃、すきっ歯に悩んだ私が選択した決断だった。
しかし、今思うとこれが全ての間違いであった。
虫歯もない綺麗な歯を美容目的で削ってしまったのである。

当時の私はすきっ歯から解放された喜びで毎日、仕事と趣味に明け暮れ、充実した日々を送っていた。

 

そして、運命の日。
7年付き合った彼氏と別れ、職場の上司に紹介された平井堅似の主人と付き合う事になったのである。
出会った日から一年後に遠距離恋愛を経て、結婚した。

それから、娘を2人授かり、専業主婦として平凡ながら、幸せに暮らしていた。

 

しかし、忘れもしない、2017年3月6日の朝。
長女を幼稚園に送り届けた後、食パン専門店で買っていた、厚めの食パンをかじってしまったのだ。

「ジャリジャリ。」

 

パンを食べた時には決して聞けない音が聞こえてきた。

「えっ!やばいよ、やばいよ。」

 

恐る恐る鏡を見てみると、
左の前歯のセラミックが欠けていた。

冷や汗を拭く間も無く、近所の歯医者に電話をした。
ありがたい事に平日だったので、
「今から来てください。」との事。

 

「8枚切りに切ってもらってたらよかった〜。」
私は泣きそうになりながら、神にもすがる思いで、欠けたセラミックを男性ドクターに渡した。

 

そして、特殊なボンドで付けてもらう事になる。

しばらく、ガチャガチャとやられ、
なんと、医師の素晴らしい技術で割れたセラミックが前の状態に戻ったではないか。
この細かさ!!

さすがドクター!

 

しかし、「また、欠けてしまう可能性があるので、クラウン被せた方がいいですよ。ほら、右もヒビが入ってますから。」

 

クラウン?!何だそれは?
それは欠けたりしないのか?

 

私は会計3000円を払い、何事もなかったように帰宅した。

それから娘達を寝かしつけた後、夜な夜なネットサーフィンを始めた。

ベニアを何回もするなら、セラミッククラウンをお勧めします!

 

オールセラミックにするメリット
自然な仕上がりが期待できる
経年劣化が少ない(汚れがつきにくい、変色しにくい)
金属アレルギーの人も安心


「ベニアより安いし、よさそうやん。」
セラミッククラウンをやってみようではないか!と1人決意したのである。

しかし、
今、思えば、ネットに騙されたのである。

だっていい事しか書いてないやん。

 

私が治療した歯医者も◯◯コンランキング1位とかいうところだったが、つけ心地最悪のさし歯をつけられ、私の身体は明らかに変わった。

 

半年以上経ったけど、全然慣れないし、口の中は不快な状態が続いている。
常にササミが前歯に詰まってる感じ。
しかも、裏側が厚いので舌に歯の跡が残るようになった。
食事も美味しくない。

あとは頭痛があり、集中力がなくなった。

 

前歯に触ると気持ち悪いので、触らないようにしているが、話したり、食べたりしたら、自然に舌が当たってしまうのだ。

 

本当に本当に後悔している。
前の自分に戻りたい。

このまま一生この状態だと思うと、生きて行くのが辛くなる。

 

美容目的で芸能人みたいな白くてきれいな歯並びになりたい!と思ってる人がいたら、ホワイトニングや矯正をお勧めします。
私がつけたクラウン1本5万円と安いので、こうなってしまったのかもしれないが…。

つづく。